Super1000のインドネシアオープンは、6月18日、会場を埋め尽くす満員の観客のなか、決勝戦が開催されました。チームヨネックスが5種目すべてで優勝する好成績。日本勢は、女子ダブルスの福島由紀&廣田彩花ペア(丸杉)、渡辺勇大&東野有紗ペア(BIPROGY)が準優勝を果たしました。
世界ランク1位と2位による好カードとなった男子シングルス決勝は、現役世界王者のビクター・アクセルセン(デンマーク)に軍配が上がりました。
地元選手への声援が響く、完全アウェーでしたが、アクセルセンは、ラリーをしっかりつなげて14、13本の圧勝。6月のスディルマン杯でケガをしましたが、支障を感じさせない圧倒的プレーでした。7月のジャパンオープン、8月の世界選手権でも活躍が期待されます。
女子シングルスは、中国のエース、チェン・ユーフェイが今季5勝と絶好調のアン・セヨン(韓国)を準決勝で、決勝ではベテランのキャロリーナ・マリン(スペイン)を下し、22年6月のインドネシア・マスターズ以来のワールドツアー制覇で笑顔を見せました。
熱いドラマが繰り広げられたのは男子ダブルスです。インドのランキレッディ&シェッティペアが、17、18本の接戦で22年世界王者のエーロン・チア&ソー・ウォイイペアを下して頂点へ。試合後、初めてのSuper1000の優勝に興奮を抑えられず、固い抱擁を交わしました。
日韓対決となった女子ダブルスは、韓国のベク・ハナ&イ・ソヒペアがSuper500以上のワールドツアーで2勝目を奪取。決勝で顔を合わせた日本の福島由紀&廣田彩花ペアは1ゲーム20オールに持ち込みましたが、韓国ペアが試合を有利に運び、2ゲームは21―10で決着をつけました。
混合ダブルスは、昨年の世界選手権の決勝と同じ顔合わせ。ジェン・スーウェイ&ファン・ヤーチョンペア(中国)が日本の渡辺勇大/東野有紗ペア(BIPROGY)を21―14、21―11で退けました。今回もジェンの破壊力、ファンの読みの早さは光っていました。
なお、今回優勝した選手たちは、7月25日から始まるジャパンオープンへ出場予定です。世界最高峰のスーパープレーを観に、ぜひ会場へ足を運んでください。
ビクター・アクセルセン:
ASTROX 100 ZZ、
BG80、
POWER CUSHION 65 Z
チェン・ユーフェイ:
ASTROX 77 PRO、
EXBOLT 65、
POWER CUSHION 65 Z SLIM
サッウィサイラジ・ランキレッディ:
DUORA Z-STRIKE、
BG80、
POWER CUSHION 65 Z
チラク・シェッティ:
ARCSABER 11 PRO、
BG80、
POWER CUSHION 65 Z
ベク・ハナ:
ASTROX 88 S、
AEROBITE、
POWER CUSHION AERUS Z WOMEN
イ・ソヒ:
NANOFLARE700、
AEROBITE、
POWER CUSHION ECLIPSION Z WOMEN
ジェン・スーウェイ:
ARCSABER 11 PRO、
AEROBITE、
POWER CUSHION 65 Z
ファン・ヤーチョン:
ASTROX 77 PRO、
EXBOLT 63、
POWER CUSHION 65 Z SLIM
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