日本一を決める『第76回全日本総合バドミントン選手権大会』は12月30日までの6日間、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開催。男女シングルスは、桃田賢斗選手(NTT東日本)が2年ぶり5度目、山口茜選手(再春館製薬所)が4年ぶり4度目の優勝を果たしました。ダブルスでは、女子の福島由紀&廣田彩花ペア(丸杉)が2年ぶり4度目のV。男子の保木卓朗&小林優吾ペア(トナミ運輸)、混合の金子祐樹&松友美佐紀ペア(BIPROGY)はともに初優勝となりました。
桃田選手は同い年の28歳・西本拳太選手(ジェイテクト)と対戦。2019年以来となる総合決勝での顔合わせは、第1ゲーム7-6から8連続得点した桃田選手が、流れを離さない展開に。21―11で先制すると、2ゲームは積極的にスマッシュを突き刺し、21―16で頂点に立ちました。コートで大の字になり喜んだ桃田選手は、「まだまだ強いところを見せたい」とファンに誓いました。
世界選手権を2連覇中の山口選手は、決勝戦、初優勝を狙う大堀彩選手(トナミ運輸)に多彩な攻めを仕掛け、21―13、21―15で日本一の座を獲得。「全体を通しスピード感を持って、いいプレーができました」と冷静に振り返りました。 ヨネックスバドミントンチームの髙橋明日香は、優勝した山口選手に敗れるもベスト4と健闘。
女子ダブルスは、福島由紀&廣田彩花ペア(丸杉)が全5試合ストレート勝ちを収めました。ヨネックスバドミントンチームの櫻本絢子&宮浦玲奈ペアは、決勝で敗れて惜しくも準優勝。宮浦選手は「直すべき点も見つかり、成長につなげていける大会でした」と前を向きました。
男子ダブルスの保木卓朗&小林優吾ペア(トナミ運輸)は、これまで3度準優勝で、今回が初優勝でした。決勝で竹内義憲&松居圭一郎ペア(日立情報通信エンジニアリング)を21―15、21―14で下すと、保木選手は「どうしても取りたいタイトルだった」と涙で振り返りました。
混合ダブルスは、金子祐樹&松友美佐紀ペアが初V。「(世界ランキング上位の)僕たちが勝たなければいけない」(金子)と重圧を感じながらの勝利でした。
桃田賢斗:
ASTROX 99 PRO /
ASTROX 77 PRO、
BG66 FORCE、
POWER CUSHION 65 Z
山口茜 :
ASTROX 100 ZZ、
EXBOLT 63、
POWER CUSHION 65 Z
保木卓朗:
ASTROX 100 ZZ、
BG80 POWER、
POWER CUSHION AERUS Z MEN
小林優吾:
DUORA Z-STRIKE、
BG80 POWER、
POWER CUSHION AERUS Z MEN
福島由紀:
ASTROX 88 D PRO、
NANOGY 95、
POWER CUSHION 65 Z
廣田彩花:
ASTROX 88 S PRO、
NANOGY 95、
POWER CUSHION AERUS Z WOMEN
金子祐樹:
ASTROX 88 D PRO、
BG80 POWER
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