『第73回 全日本総合バドミントン選手権大会』(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)の各種目決勝が12月1日に行われ、男子シングルスの桃田賢斗選手(NTT東日本)が2年連続3度目の優勝を飾り、女子ダブルスの永原和可那&松本麻佑ペア(北都銀行)は念願の初優勝を勝ち取りました。
桃田選手は昨年の同大会の決勝と同じく、西本拳太選手(トナミ運輸)と対戦。第1ゲームは7-8と西本選手に1点リードされる場面から5連続得点で逆転し、21-14で奪った桃田選手。さらに第2ゲームでも多彩な攻撃で8-7から6連続得点、16-12から5連続得点と圧倒的な強さを見せ、21-12でストレート勝ち。今大会では全試合でストレート勝利を収め、世界ランキング1位独走中の王者の貫禄を示しました。
女子ダブルスでは、世界ランキング3位の永原&松本ペアと同2位の福島由紀&廣田彩花ペア(アメリカンベイプ岐阜)とのハイレベルな戦いが展開されました。永原&松本ペアは全日本総合2連覇中の福島&廣田ペアを前に、第1ゲームを10-21で落としますが、第2ゲームは21−15で取り返します。ファイナルゲームでは11連続得点で13-2と突き放し、21−8の点差を付けて逆転勝ち。世界選手権2連覇中ながら、まだ手にしたことのなかった全日本総合の優勝を勝ち取り、松本選手は喜びの涙を流しました。
女子シングルスの奥原希望選手(太陽ホールディングス)は初優勝を狙う大堀彩選手(トナミ運輸)を22-20、21-4で下し、4年ぶり3度目の優勝。男子ダブルスの遠藤大由&渡辺勇大ペア(日本ユニシス)は園田啓悟&嘉村健士ペア(トナミ運輸)に11-21、21-18、21-8で逆転勝利し、2年ぶり2度目の優勝。混合ダブルスの渡辺勇大&東野有紗ペア(日本ユニシス)は西川裕次郎&尾﨑沙織ペア(NTT東日本)と対戦し、21-13、21-15のストレート勝ちで3連覇を成し遂げ、渡辺選手は男子ダブルス、混合ダブルスでの2冠を達成しています。
今月11日には2019年の各種目上位8選手(組)が年間王者を争うワールドツアーファイナルズ(中国・広州)が開幕。今大会で優勝した全選手が出場するトップレベルの戦いにぜひご注目ください。
桃田賢斗:ASTROX 99、AEROBITE、POWER CUSHION 65Z 2
永原和可那:ASTROX 88 S、AEROBITE、POWER CUSHION 66Z
松本麻佑:NANOFLARE 800、AEROBITE、POWER CUSHION COMFORT Z WIDE MID
遠藤大由:DUORA Z-STRIKE、AEROBITE
東野有紗:NANOFLARE 700、BG66 ULTIMAX、POWER CUSHION 65Z 2
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