MADE IN JAPANの技術を
結集した
至高の逸品。

大人のテニスを愛するプレーヤーへ

プロのように要所でサービスエース、あるいはリターンを叩き込んで会心のエースを奪うことができたら痛快だろう。しかし、実際の試合はそれほど甘くはない。一般プレーヤーにすれば、リスクの高い力任せの一発に頼るよりも、多彩なショットを駆使し、オールラウンドなプレーでポイントを積み重ねていくほうが勝利に近づきやすい。「力」を「技」で翻弄する大人のテニス。スピン、フラット、スライスとあらゆる球種、緩急を使ってプレーを楽しむのが、テニスの醍醐味でもある。もちろん「力」を捨てたわけではない。ここぞの場面ではスピード感あふれるパワーショットを叩き込み、自分のペースに持ち込みたいものだ。
コントロール性能に優れ、それでいてパワーもほしい。そんなラケットを求めていた一般プレーヤーに対し、ヨネックスがレグナを発売したのは2014年7月のことだった。ヨネックスの技術を結集し、最新のカーボン技術を駆使した至高のラケットは発売されると30~50代の男性を中心にじわじわと人気が集まり、コアなファンを獲得するに至った。そして2019年、そのレグナがさらなる進化を遂げ、新しく生まれ変わって登場する。製品開発部の平賀徹(ひらが・とおる)が言う。
「4年前にすべてを注いで作り上げたレグナですから、これ以上のラケットはもう作れないだろうと我々も考えていました。しかし、Namd™(エヌアムド)という画期的な素材が誕生して、これを使わない手はないなと。この素材が新しい性能をきっと導き出してくれると感じました。」
Namd™というのは新次元のカーボン素材。これを取り入れることによって強靭なしなりと復元力が可能になった。大きくしなるのに素早く戻る―コントロールとパワーの両立は相反するものではあるが、Namd™の誕生によって、その2つがともに得られることになったのだ。ふたたび平賀の言葉。
「速いスウィングのときはしっかりと球を持って弾き返してくれるのに対し、ボレーやスライスなどタッチショットのような遅いスウィングのときはカーボン本来の硬さを発揮し、これもラケット面でしっかりと弾いてくれる。要はスウィングスピードの違いによって性能の違いが生み出されていて、これがNamd™という素材のすごいところなのです」。

最高峰の素材 × 匠の技術

もともとレグナは大人のテニスを目指して作られたラケット。コントロールとパワーの両立が基本コンセプトだが、平賀をはじめとした開発者たちは、次の新しいレグナでは、どんな状況であれ、どんなスウィングであれ、それが実現できるようなラケットにしたいと考えていた。そこで出会ったのがNamd™という世界初の素材だった。
問題は、このNamd™をラケットのどの部分に配置するかだった。それによって打球感が大きく変わってくる。試行錯誤の末、フレームトップ部、フレームサイド部、シャフト部の3部分に細かく、ふんだんに搭載されることになった。これまでのレグナの球持ち感を残しつつ、よりコントロールとパワーをアップさせることに成功した。
さらにヨネックスの強みは、すべての工程がメイド・イン・ジャパンであることだ。

※Namd™は、ニッタ(株)が開発した「ナノ分散カーボンナノチューブを炭素繊維へ均一複合化」する技術です。
※Namd™はニッタ(株)の日本における登録商標です。

「細かいところまで人の手が入り込んでいますから、こちらの狙いたい設計ができるのです。ピンポイントでほとんど誤差がありませんから、こちらの意図通りのものが出来上がる。当たり前のことのようで、これが実はとても難しいんです」。
それは匠の技と言っていいだろう。熟練した技術者たちが自らの手でひとつひとつの作業を丁寧に、愛情を込めて行う。最高峰の素材と匠の技術による精密設計によって誕生したのが、この2代目レグナだ。
そして2022年6月に登場する新デザインのコンセプトは、質感の違いや柄を効果的に用いた「珠玉の黒ラケット」。フレーム部のブラック・グレーのマーブル塗装は1本1本新潟工場の技術者によって手作業で行われ、シンプルなデザインにアクセントをもたらす。また、初代から続くカーボン柄のデザインや、エンブレムのカッパー色が上質感を創出する。
至高の一振りを目指し開発したREGNAシリーズから、より洗練された上質なデザインが誕生した。

※Namd™は、ニッタ(株)が開発した「ナノ分散カーボンナノチューブを炭素繊維へ均一複合化」する技術です。
※Namd™はニッタ(株)の日本における登録商標です。

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