TENNIS NEWS
未来のスター、絶対女王。そして初戴冠――チームヨネックスが8冠達成 全米オープン2023
2週間にわたり晩夏のニューヨークを熱くした全米オープンが、9月10日に閉幕。チームヨネックスからは、男子ジュニアや女子ダブルスなど、計8人がトロフィーを掲げました。
カーリーヘアに、幼さの残る顔はまだ少年の面差し。それでもブラジルの17歳、ジョアン・フォンセカは、まるで経験豊富なプロ選手のようにふるまい、ジュニア部門の頂点に立ちました。
グランドスラムジュニアでは過去3大会でベスト8止まりのフォンセカですが、ATPランキングでは既に600位台。その経験を決勝戦でも生かします。第1セットを失うも、第2セットはブレークと同時にセットも奪取。両手を振り上げ、ファンの歓声を求めました。客席のブラジル人ファンたちも、まるでサッカーのような応援で自国の若者を盛り上げます。
「ファンの声がエネルギーをくれた」というフォンセカが第3セットは攻めに徹し、悲願のタイトルをつかみ取りました。
女子車いすテニスでは、ディーダ・デフロート(オランダ)が、第2シードの上地結衣(日本)と頂上決戦。上地の技を、高い打点から打ち下ろすフォアと鋭いバックのリターンで封じ、グランドスラム連続優勝記録を12に伸ばしました。
そのほか、女子ダブルスのガブリエラ・ダブロフスキー(カナダ)が女子ダブルスで初タイトル獲得。混合ダブルスでは、ハリ・ヘリオバーラ(フィンランド)がチャンピオンリストに名を連ねました。
使用用具
ジョアン・フォンセカ:
VCORE 98、
POLYTOUR STRIKE 125
ディーダ・デフロート:
VCORE 98、
REXIS COMFORT 125
ガブリエラ・ダブロフスキー:
VCORE 100、
POLYTOUR PRO 125
ハリ・ヘリオバーラ:
PERCEPT 97、
POWER CUSHION ECLIPSION、
トーナメントウェア