8月26日にニューヨークで開幕した全米オープンも、シングルス男女ベスト４が出そろい、いよいよ佳境を迎えます。

準々決勝の顔合わせの中で、地元ファンの熱狂を最も集めたのは、フランシス・ティアフォー対ベン・シェルトン。地元期待のアメリカ勢決戦は、ヨネックス対戦でもあります。
両者はこれが初対戦。ただプロ１年生のシェルトンにとって、５歳年長のティアフォーは「兄弟のよう」と慕う兄貴分。「初めてATP大会に出た時から、僕の可能性を信じてくれた」という、信頼できる先輩でもあります。

兄貴分が信じたその才能を、シェルトンは初対決のコート上で示しました。
勝負の分岐点となったのは、第３セット。一進一退の攻防のままもつれ込んだタイブレークで、シェルトンは6-5とリードし、自身のサーブを迎えます。ところがここでサーブの名手が、２連続ダブルフォルト。

落胆を隠せぬも、気持ちを立て直し最終的にタイブレークを取ったことで、第４セットも勢いに乗りました。

「精神的にタフに戦えた」ことに胸を張る20歳が、キャリア初のグランドスラムベスト４進出。準決勝では、23度のグランドスラム優勝を誇るノバク・ジョコビッチ（セルビア）に挑みます。

また大会２週目を迎え、ジュニアと車いす部門もスタート。ジュニアのシングルス勢では、男子16名、女子18名がヨネックスのラケットを使用。全メーカーの中でシェア率No.1を記録しました。世界のトップジュニアから厚い信頼を得ています。

使用用具

ベン・シェルトン：
EZONE 98、 POLYTOUR STRIKE 125／ POLYTOUR PRO 125
フランシス・ティアフォー：
VCORE PRO 97、 POLYTOUR PRO 125