レイバーウィークエンドに行なわれた全米オープンの４回戦では、ヨネックスラケットを手にしたアメリカ勢が大躍進。地元ファンを大いに沸かせました。

大会7日目にアーサーアッシュを沸かせたのは、トミー・ポールとベン・シェルトンのアメリカ＆ヨネックス対決。2人は今年１月の全豪オープン準々決勝でも対戦し、その時はポールがセットカウント３―１で勝利しています。

当時、人生初の海外遠征に出たばかりの20歳のシェルトンは、「全てが新しい経験」「パニックになっていた」と全豪での初対戦を振り返ります。それから、７か月――。彼は、あの時から大きく成長している姿を地元の満員のファンに披露しました。ブレークの危機に直面するたび、左腕から繰り出すバリエーション豊富なサーブで切り抜ける。時速147マイルの大会最速記録も連発し、観客を熱狂させます。今回の再戦では、シェルトンが３-１で勝利をもぎ取りました。

そのシェルトンが準々決勝で対戦するのは、「兄貴のような存在」と慕うフランシス・ティアフォー（アメリカ）。
リンキー・ヒジカタ（オーストラリア）と４回戦で対戦したティアフォーは、立ち上がりこそ硬さがあったものの、第１セットを競り勝つと一気に加速。ストレート勝利でヨネックス対決を制しました。

女子の方でも実力者同士のヨネックス対決が実現。33歳のベテラン、ソラナ・シルシテア（ルーマニア）は、４回戦でベリンダ・ベンチッチ（スイス）に勝利。
ウィンブルドン女王のマルケタ・ボンドロソバ（チェコ）は腕に痛みを抱えながらも、逆転勝利でベスト８進出。あらゆるサーフェスで優勝しうる力を示しています。

使用用具

トミー・ポール：
VCORE 98
ベン・シェルトン：
EZONE 98、 POLYTOUR STRIKE 125／ POLYTOUR PRO 125
フランシス・ティアフォー：
VCORE PRO 97、 POLYTOUR PRO 125
リンキー・ヒジカタ：
EZONE 98、 POLYTOUR STRIKE 125
ソラナ・シルステア：
EZONE 100
ベリンダ・ベンチッチ：
EZONE 100、 POLYTOUR PRO 125
マルケタ・ボンドロウソバ：
EZONE 100、 POLYTOUR AIR 125