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チームヨネックス、全米オープン2週目で激突 全米オープン2023
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晩夏のニューヨークで開催中の全米オープンも、折り返し地点に差し掛かりました。大会開始時には男子それぞれ128名いたシングルスの参戦者も、大会6日目を終えた時点で、各16名に絞られています。その厳しい戦いを勝ち抜いた4回戦進出者のうち、男子4名、女子4名を占めるのがチームヨネックスのメンバー。この快進撃は必然的に、多くのヨネックス対決も生んでいます。
地元期待のフランシス・ティアフォー(アメリカ)が3回戦で対戦したのは、フランスのベテランにしてカウンター名手の、アドリアン・マナリノ。立ち上がりこそ相手の術中にはまり落としたティアフォーですが、以降はサーブと安定の強打で押し切り逆転勝利。4年連続の4回戦進出を果たしました。
そのティアフォーに4回戦で挑むのは、こちらもヨネックスメンバーのリンキー・ヒジカタ(オーストラリア)です。昨年の同大会のセンターコートでラファエル・ナダル(スペイン)と対戦した22歳は、「あの経験こそが成長の鍵になった」と言います。その経験を活かし、3回戦ではファンの声援を力に変えてジャン・ジジェン(中国)にセットカウント3-1で勝利。恐らくセンターコートに組まれるだろうティアフォーとの一戦で、成長した姿をアメリカのファンに示しに行きます。
女子の方でも、印象的なヨネックス対戦が複数実現。なかでもファンを沸かせたのが、第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザウスタン)と、ソラナ・シルステア(ルーマニア)です。長いキャリアで多くの浮き沈みを経てきたルーマニアの33歳は、この日の試合でも追いつかれるたびに、世界4位を突き離します。最後はルバキナのダブルフォルトで、深夜に及ぶ2時間48分の熱戦を制しました。
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使用用具
フランシス・ティアフォー:
VCORE PRO 97、
POLYTOUR PRO 125
リンキー・ヒジカタ:
EZONE 98、
POLYTOUR STRIKE 125
ベリンダ・ベンチッチ:
EZONE 100、
POLYTOUR PRO 125
ソラナ・シルステア:
EZONE 100