昨年、決勝を戦った「コート フィリップ・シャトリエ」に戻ってくると、良き思い出とともに、力も沸いてくるものなのでしょう。赤土に似たオレンジとパリの夜空を思わせる濃紺を基調としたウェアが、ナイトセッションのセンターコートにマッチします。
チームヨネックスの先駆者カスパー・ルード（ノルウェー）が、20歳の新鋭ホルガ・ルーネ（デンマーク）の挑戦を6-1、6-2、3-6、6-3で退け、準決勝に歩みを進めました。

ルードとルーネは、３週間前のイタリア国際でも対戦したばかり。その時はルードが惜敗しましたが、同じ相手に続けて負けはしないのが、ルードの実力の証しです。
出だしから集中するルードが、盤石のプレーで第１、第２セットを瞬く間に奪取。第３セットは相手の猛反撃の前に失うも、第４セットは第３ゲームをブレーク。サーブが好調のルードには、この１つのブレークで十分でした。

「今日の試合は、今季ここまでで間違いなく最高の勝利だった。ものすごく嬉しい」と、試合後にルードは笑みをこぼします。迎える準決勝で当たるのは、アレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）。「肩の力を抜き、とにかく試合を楽しみたい」とルードが心待ちにする一戦は、ファンにとっても楽しい試合になるのは間違いないでしょう。

使用用具

カスパー・ルード： EZONE 100、 POLYTOUR SPIN 125、 POLYTOUR PRO 130、 POWER CUSHION ECLIPSION、 トーナメントウェア