TENNIS NEWS
2023.06.06Matches(大会・試合)
赤土巧者のルード、ベスト8進出で頂点に照準 全仏オープン2023
初夏の青空と赤土のコントラストも鮮やかな『全仏オープン』は、大会9日目の現地時間6月5日に、男子シングルス4回戦が行われました。
昨年準優勝のカスパー・ルード(ノルウェー)は、ニコラス・ジャリー(チリ)にストレート勝利。赤土での強さを存分に発揮しています。
つい直近の対戦で敗れたばかりの難敵と、グランドスラム4回戦で対戦――。それは多くのトップ選手にとって、避けたい状況と言えるでしょう。
「ジュネーブの勝利で、相手が自信を得ていることは分かっていた。僕がまず考えたのは、乗っている彼の波を止めることだった」と、ルードは試合後に語りました。
現に彼は、試合前に思い描いた策を実行します。一進一退の第1セットをタイブレークで先取し、まずは流れを自陣に引き寄せます。以降の2つのセットは、並走状態から終盤でブレークする理想的な試合運びでした。
「競った試合だったが、大切な数ポイントを取れた」と静かにほほ笑む第4シードが、ベスト8一番乗りです。
日本人選手では、西岡良仁が自身初のベスト16に進出。初戦から3回戦まで全て逆転勝ちし、観客から「ヨッシーコール」が沸き上がりました。
使用用具
カスパー・ルード:
EZONE 100、
POLYTOUR SPIN 125、
POLYTOUR PRO 130、
POWER CUSHION ECLIPSION、
トーナメントウェア
西岡良仁:
VCORE 98、
POWER CUSHION FUSIONREV、
トーナメントウェア