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ルバキナを筆頭にチームヨネックス3選手が決勝へ 全豪オープン2023
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現在開催中の『全豪オープン』は、大会11日目の1月26日に女子準決勝と車いすテニス準決勝が行われました。
ルバキナ、適応力を発揮しファイナルへ
女子準決勝の舞台には、ロッドレーバーアリーナのナイトセッションが用意されました。
それはテニス選手にとって最高のステージですが、エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)にとっては、初めての経験。
「こんなにコンディションが違うとは思わなかった」と驚くほどに、ボールが遅く感じたと言います。
サーブをはじめ高速ショットが武器のルバキナにとって、それは困難な状況でした。
それでも「適応しなくてはいけなかった」と言い、現に彼女は実行します。
第1セットはお互いにブレークも多い競った展開になりますが、タイブレークの末に競り勝ちます。すると環境にも慣れたのか、第2セットでは我慢強く、時に大胆に攻めて終始先行。
7-6(4), 6-3の快勝で、全豪では初、グランドスラムでは昨年のウィンブルドンに次ぐ2度目の決勝進出を果たしました。
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16歳の小田とデフロートが歴史的快挙へ前進
車いすテニスのシングルスで、チームヨネックスが金字塔を打ち立てに行きます。
16歳の小田凱人は、準決勝でマッチポイントまで追い詰められながらも逆転勝利。先日引退を発表した国枝慎吾の後継者と目される若武者が、初のグランドスラムタイトルに前進しました。
女子では、26歳にしてレジェンドの域に達しつつあるディーデ・デフロート(オランダ)が準決勝で6-0,6-0で勝利し圧巻の強さを誇示。この2年間、メジャー大会全勝の女王は、記録をさらに伸ばしにいきます。
使用用具
エレーナ・ルバキナ:
VCORE 100、
POLYTOUR FIRE 125
小田凱人:
EZONE100L、
POLYTOUR STRIKE125
ディーデ・デフロート:
VCORE 98、
REXIS COMFORT 125