灼熱の南半球で開催中の『全豪オープン』は、大会9日目の1月24日に、男女トップハーフの準々決勝が行われました。
チームヨネックスの先陣を切って登場したエレーナ・ルバキナ（カザフスタン）は、エレナ・オスタペンコ（ラトビア）を破りベスト４進出。後続に勢いをつけました。

サーブもリターンも切れ味抜群！ルバキナが優勝へと前進
変わりやすい気候も試合中の雨も、昨年のウィンブルドン女王の盤石のテニスを揺るがすことはありません。第１セットで3-1とリードし、さらにブレークポイントもつかんだところでの降雨。ロッドレーバーアリーナの開閉式の屋根を閉じるため、試合は一時中断されます。

せっかくの勢いに、文字通り水を差されたかの小休止。ただルバキナは「仮にこのゲームを取れなくても、次は私のサーブ。私の有利に変わりはない」と考えたと言います。

そのような思考法が、彼女の強さの理由でしょう。再開後のゲームをブレークしたルバキナは、主導権を手にしたまま一気にゴールへと加速。6-2,6-4の快勝で、ベスト4の席を確保しました。

大会が始まった時は、「長い大会だな……」と感じていたというルバキナ。それが今は、「優勝に大きく近づいた」と感じていると話します。狙うは、頂点ただ一つです。

使用用具

エレーナ・ルバキナ： VCORE 100、 POLYTOUR FIRE 125