TENNIS NEWS
新機能・設計が選手のパフォーマンスを高める国内自社工場製ストリンギングマシン 「PRECISION 9.0」(プレシジョン9.0) 2020年3月下旬より発売
ヨネックスは、国内自社工場製ストリンギングマシンの新製品「PRECISION 9.0」を2020年1月20日開幕のテニスの全豪オープンから使用を開始し、3月下旬から発売いたします(海外では5月下旬発売予定)。世界各地の大会で活躍する確かな技術と経験を持つ弊社ストリンギングチームも同製品を使用し、熱戦をサポートしてまいります。
弊社では、テニス・バドミントン・ソフトテニスのラケットにストリングを正確に張ることができるストリンギングマシンを製造しています。ストリンギング作業を担うストリンガー達はこのマシンを用い、大きな大会では6000本近く※のストリングをラケットに張ることもあります。また、選手の要望通りに1本1本を正確に張る精密さも要求されます。
この度、発売するPRECISION 9.0はストリンガーの作業負担を軽減する事と、より精密なストリンギングを可能にする新しい機能と設計を採用することで、大会の主役である選手のパフォーマンスを高めていくことを目的に開発されました。
これまで作業時に都度手動でロックを掛けていたターンテーブル(ラケットを固定し任意の位置に回転できる装置)をオートロック化、電動で作業台の高さを調整できる機能等も採用しました。この他にもボタンを大型化するなどの使い勝手を見直した設計や機能を盛込んでいます。また、様々な種類のストリングをやさしくしっかりと掴む部品(クランプ)の採用や、ターンテーブルにはストリングの引っ掛かりを防ぐ凹凸の少ない形状を用いるなどで、より精密なストリンギングを可能にしました。
PRECISION9.0は、国内自社工場で全て一貫して製造しており、「Made in Japan」の高品質な製品となります。テニスの全豪オープン以降、3種目の国内・海外の大会で使用され、精密なストリンギングで選手のハイパフォーマンスを引き出します。
※2019年の全豪オープンでの作業実績から算出(ストリンガー20名、大会期間約30日)
INNOVATION
1.作業効率の大幅向上
自動化、電動化の促進。スイッチや計器類の配置等で作業効率を大きく向上させます。
ターンテーブルのオートロック化
任意の位置で素早く正確にターンテーブルをロックできます。作業性の向上とスムーズな張上げをサポート。
電動のメインポスト
医療用のベッド等でも実績のある静穏性・動作安定に優れる機構を採用。ボタン操作でスムーズに30cm内の高さ調節が可能。
2.より精密なストリンギングをサポート
ストリングを確実に掴むクランプ
様々なストリングに対して傷を付けずにしっかりと掴めるように、爪内側に新表面加工を採用。また、細いバドミントンのストリング用のクランプは4本爪として緩みをさらに防止。より精度の高いストリンギングを可能にします。
[PRECISION9.0主な使用予定大会]
バドミントン
世界選手権、トマス・ユーバ杯、スディルマンカップ、ダイハツ・ヨネックスジャパンオープンを含む弊社協賛のワールドツアー
テニス
全豪オープン、上海マスターズ、東レ パンパシフィックオープン、楽天ジャパンオープン
ソフトテニス
アジア選手権、天皇賜杯・皇后賜杯全日本ソフトテニス選手権