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2023.11.27Matches(大会・試合)

チームヨネックスが5種目制覇! リャン・ウェイケン&ワン・チャンペアは新ラケット ナノフレア800で頂点へ 中国マスターズ

11月26日に決勝戦を迎えた中国マスターズ(Super750)は、チームヨネックスが全種目を制覇。日本決戦となった男子シングルスと女子ダブルスは、奈良岡功大選手(FWDグループ)と、志田千陽&松山奈未ペア(再春館製薬所)が優勝を飾りました。

志田千陽&松山奈未ペア(再春館製薬所)と福島由紀&廣田彩花ペア(丸杉)が顔合わせした女子ダブルスは、後輩の志田&松山ペアに軍配が上がりました。第1ゲーム、どちらも譲らない展開から18オールを迎え、先制したのは3連取に成功した志田&松山ペア。すると、勢いは止まらず、第2ゲームは、21―11で決着をつけました。

志田千陽(右)&松山奈未ペアは今季3勝目を挙げて笑顔。世界ランキング5位で日本2番手

2人がSuper750以上で優勝するのは、1月のインドオープン以来、今季2回目。12月末のワールドツアーファイナルズへの出場権も獲得するうれしい大会となりました。

女子ダブルスの直後に行われた男子シングルスは、奈良岡選手が持ち前の粘り強さを発揮し、日本の西本選手を21-13、21-13で退けました。この夏、世界選手権で銀メダルを獲得した奈良岡選手ですが、ワールドツアー上位大会での優勝は初めて。「解放された気分です」と表彰台では笑顔が止まりませんでした。

2ゲームともリードを保ち、ワールドツアー上位大会で初優勝した奈良岡選手

女子シングルス、男子ダブルス、混合ダブルスの3種目は、地元・中国の手にタイトルが渡りました。

最終日、もっともスリリングな展開になったのは男子ダブルス。インドのサッウィサイラジ・ランキレッディ&チラク・シェッティペアを迎えたリャン・ウェイケン&ワン・チャンペア(中国)は、第1ゲームを19本で先制しますが、2ゲーム目は18本で奪い返され、ファイナルゲームに突入。20-13とマッチポイントを奪ったあと、意地を見せたインドペアに20-19に迫られましたが、最後の1点をもぎ取り、歓喜の瞬間を迎えました。

なお、中国ペアが手にしていたのは、11月に発売したばかりの新ラケット「ナノフレア800プロ」。鋭いドライブを生み出す同ラケットで今季4勝目を手にしました。

71分の激闘を制すと、リャン・ウェイケン(左)&ワン・チャンペアには安堵が浮かんだ

混合ダブルスは、世界選手権で優勝した左利きペアのソ・スンジェ&チェ・ユジュンペア(韓国)と世界ランキング1位のジェン・スーウェイ&ファン・ヤーチョンペア(中国)が激突する好カードに。世界選手権の決勝では、韓国ペアに敗れた中国ペアですが、今回は21-10、21-11で決着をつけ、地元ファンを喜ばせました。

混合ダブルス決勝は、ジェン・スーウェイ(左)&ファン・ヤーチョンペアが圧勝

世界3位と8位による中国決戦となった女子シングルスは、互いに1ゲームずつを取り合ったあと、ハン・ユエ(中国)が棄権し、チェン・ユーフェイ(中国)の勝利となりました。チェンは、デンマークオープン、フランスオープンと立て続けにSuper750を制しており、今回も好調をアピールした形となりました。

今季、4勝目を挙げたチェン・ユーフェイ

使用用具

奈良岡功大: ASTROX 99 PROEXBOLT 63POWER CUSHION 65 Z
チェン・ユーフェイ: ASTROX 77 PROEXBOLT 65POWER CUSHION 65 Z SLIM
志田千陽: NANOFLARE 800NANOGY 95POWER CUSHION 65 Z SLIM
松山奈未: NANOFLARE 700NANOGY 95POWER CUSHION 65 Z SLIM
リャン・ウェイケン : NANOFLARE 800 PROEXBOLT 65POWER CUSHION ECLIPSION Z
ワン・チャン : NANOFLARE 800 PROBG80POWER CUSHION COMFORT Z
ジェン・スーウェイ : ARCSABER 11 PROAEROBITEPOWER CUSHION 65 Z
ファン・ヤーチョン : ASTROX 77 PROEXBOLT 63POWER CUSHION 65 Z SLIM