BADMINTON NEWS
チームヨネックスが全種目で優勝を達成。ソー・ウォイイは新ラケット ナノフレア800プロで優勝を飾る デンマークオープン
2023年8月に世界選手権が行われたデンマークに、ふたたび世界のトップ選手が集結。デンマークオープン決勝戦が2023年10月22日、オーデンセにて開催されました。今大会ではチームヨネックスが全種目で優勝を果たしました。
男女シングルスは、中国勢が制覇。世界ランク1位のアン・セヨン（韓国）と同2位の山口茜選手（再春館製薬所）が不在の女子シングルスは、同3位のチェン・ユーフェイが、キャロリーナ・マリン（スペイン）との51分の激闘を制しました。
チェン・ユーフェイのワールドツアーの優勝は、6月以来、今季2度目
ナノフレア1000Zを使用するマリンは、1ゲーム目を14本で奪われましたが、2ゲーム目は攻撃を中心にラリーを組み立て19本まで粘り、21年に負った大けがからの復帰をアピール。
世界選手権で準優勝のマリンは、デンマークオープンでも準優勝の好成績
また、男子シングルスでも、ナノフレア1000Zを使用する選手が活躍。24歳のウェン・ホンヤン（中国）は、世界ランク22位ながら格上選手を連破し、Super750の大会で初優勝を飾りました。
182センチの長身と攻撃力を生かし、男子シングルスで初優勝したウェン・ホンヤン（中国）
シングルスで強さを見せた中国勢は、混合ダブルスで同国決勝を実現。22年11月に本格的に組み始めたフェン・ヤンジェ＆ファン・ドンピンペアが、世界ランク1位のジェン・スーウェイ＆ファン・ヤーチョンペアに大激戦のすえ、初勝利を挙げ、抱き合って喜びました。
混合ダブルス決勝は、79分の激闘に。フェン＆ファンペアは3ゲーム目を26―24で奪い、喜びもひとしおだった
さらに、女子ダブルスでも中国の世界ランク1位チェン・チンチェン＆ジア・イ―ファンペアが、日本の志田千陽＆松山奈未ペア（再春館製薬所）に21―16、21―13のストレート勝ち。世界選手権4回優勝の実力を見せつけた形となりました。
チェン・チンチェン（右）＆ジア・イーファンペア（中国）は、志田＆松山ペアに通算10勝目を収めた
中国の優勝独占を阻んだのは、マレーシアのエーロン・チア＆ソー・ウォイイペア。2021年世界選手権の男子ダブルスで優勝した2人は、今大会の決勝では、インドネシアペアに21―13、21―17で勝利。1、2ゲームとも、序盤からリードを保ち、危なげなく頂点にたどり着きました。ソー・ウォイイは新ラケット、ナノフレア800プロ使用を開始して早速優勝を飾りました。
エーロン・チア（左）＆ソー・ウィイイペア（マレーシア）は今季初優勝
使用用具
チェン・ユーフェイ：
ASTROX 77 PRO、
EXBOLT 65、
POWER CUSHION 65 Z SLIM
ウェン・ホンヤン：
NANOFLARE 1000 Z、
AEROBITE、
POWER CUSHION 65 Z
エーロン・チア：
ARCSABER 11 PRO、
EXBOLT 65、
POWER CUSHION 65 Z
ソー・ウォイイ：
NANOFLARE 800 PRO、
強チタン、
POWER CUSHION 65 Z
チェン・チンチェン：
ASTROX 100 ZZ、
AEROBITE、
POWER CUSHION 65 Z SLIM
ジア・イーファン：
NANOFLARE 800、
BG80、
POWER CUSHION 65 Z SLIM
フェン・ヤンジェ：
ASTROX 77 PRO、
AEROBITE、
POWER CUSHION 65 Z
ファン・ドンピン：
ARCSABER 7 PRO、
BG66 ULTIMAX、
POWER CUSHION 65 Z SLIM