今年で110回目の開催となった『ヨネックス全英選手権』（Super1000）の各種目決勝が3月15日に行われました。

1899年の第1回大会から、これまで数々の名勝負が繰り広げられてきた全英選手権。その多くの舞台となってきたNo.1コートは、2019年11月11日に永眠した弊社創業者でファウンダー名誉会長・米山稔の名を冠し、「Minoru Yoneyamaコート」と今大会では命名されました。

また、ヨネックスウェア着用選手は110回大会に相応しく、白を基調とした特別なウェアに身を包み試合に臨みました。

男子シングルスで世界ランキング7位のビクター・アクセルセンは、新製品ラケット「ASTROX 100 ZZ」を携え、同2位のチョウ・ティエンチェ（チャイニーズタイペイ）と対戦。21-13、21-14のストレート勝ちで悲願の全英選手権初優勝を決め、バルセロナスペインマスターズに続く今季2勝目を挙げました。アクセルセンは「全英選手権での優勝はバドミントンを始めて以来の最大の目標であり夢でした。第110回大会で優勝できて、とても幸せで信じられない気持ちです」と喜びを噛みしめました。ヨーロッパの選手としては同じく欧州の雄であるデンマーク出身のピーター・ゲード以来21年ぶりの優勝となり、会場からはこの快挙に対して一際大きな歓声があがりました。

男子ダブルスで世界ランキング6位の遠藤大由＆渡辺勇大ペア（日本ユニシス）は同1位の絶対王者であるマルクス・F・ギデオン＆ケビン・S・スカムルヨ（インドネシア）と対戦。遠藤選手はアクセルセンと同じくASTROX 100 ZZを手に強敵に挑み、1時間超の激闘を21-18、12-21、21-19で制し、見事に日本の男子ダブルスとして全英選手権初優勝。伝統ある大会の決勝という大舞台で、価値ある今季1勝目を手にしました。

女子ダブルスで世界ランキング3位の福島由紀＆廣田彩花ペア（アメリカンベイプ岐阜）は同6位の中国ペアを相手に21-13、21-15でストレート勝利。こちらも悲願の全英選手権初優勝を果たし今季1勝目をあげました。

今年もヨネックスストリンギングチームが大会と選手をサポート。トップストリンガーの様々な国際大会での経験に基づいた確かな技術と、日本製の高性能ストリンギングマシン「Precision9.0」によるサービスを提供し、ヨネックス全英選手権をサポートしました。

また、決勝開催日にあたる3月15日には、バドミントンの"レジェンド"が主宰する普及・発展活動「レジェンドビジョン」を開催。レジェンド達のエキシビジョンマッチやジュニアを対象としたバドミントンクリニック等を行いました。(詳細は後日当webサイトにて公開)

今大会では、バドミントン博物館の見学やレジェンドビジョンへの参加、選手との交流等が盛込まれた全英選手権観戦ツアーも開催され、たくさんの参加者でにぎわいました。

使用用具

ビクター・アクセルセン：ASTROX 100 ZZ、AEROBITE、POWER CUSHION 65 Z 2
遠藤大由：ASTROX 100 ZZ、AEROBITE
福島由紀：ASTROX 88 D、NANOGY 95、POWER CUSHION 65 Z 2
廣田彩花：ASTROX 88 S、NANOGY 95、POWER CUSHION AERUS 3 MEN
チョウ・ティエンチェ：DUORA Z-STRIKE、BG80、POWER CUSHION 65Z WIDE
マルクス・F・ギデオン：ASTROX 88 D、BG65TI、POWER CUSHION AERUS 3 MEN
ケビン・S・スカムルヨ：ASTROX 88 S、AEROBITE BOOST、POWER CUSHION 88 DIAL

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