BADMINTON NEWS
史上最多の年間11勝達成!桃田賢斗選手が逆転勝利で4年ぶり2度目のワールドツアーファイナルズ優勝!
2019年の各種目上位8選手(組)が年間王者を争う『BWFワールドツアーファイナルズ2019』(中国・広州)の各種目決勝が12月15日に行われました。今大会、バードジャパン(バドミントン日本代表)の各選手は2020年春夏のバドミントンウェアを先行着用して決戦に臨みました。
年間王者を決める注目の舞台で、男子シングルスの桃田賢斗選手(NTT東日本)が4年ぶり2度目となる優勝を飾り、2010年にリー・チョンウェイ(マレーシア)が記録した年間10勝を上回る11勝という偉業を達成!2020年に向かって弾みをつける1年となりました。
世界ランキング1位を独走中の桃田選手は決勝でアンソニー・シニスカ・ギンティング(インドネシア)と対戦しました。ギンティングは世界ランキング8位と格下ながら、10月のヨネックスフランスオープンでは桃田選手にストレート勝ちを収めるなど、手強い選手。その好敵手を相手に桃田選手は第1ゲームを17-21で落としたものの、第2ゲームは21-17で取り返し、ファイナルゲームは6-12の劣勢から6連続得点で追いつき、21-14で逆転勝利。1時間27分にもわたる激闘を制し、2015年のスーパーシリーズファイナルズ以来、4年ぶりとなる優勝を掴み取りました。
今季、国際大会で11勝を収めた桃田選手は、世界選手権では日本の男子シングルス史上初の連覇を達成し、今回のワールドツアーファイナルズでも2度目の優勝を飾るなど、大舞台でも着実に勝利を重ねました。また、ダイハツ・ヨネックスジャパンオープンからデンマークオープンまで、国際大会で5大会連続優勝を果たすなど、他を寄せ付けない圧倒的な強さで絶対王者の存在感を世界に見せつけました。
女子ダブルスで世界ランキング3位の永原和可那&松本麻佑ペア(北都銀行)は同1位の中国ペアに挑みますが、14-21、10-21で敗れ、惜しくも準優勝。男子ダブルスでは、予選リーグと準決勝でマルクス・F・ギデオン&ケビン・S・スカムルヨ(インドネシア)を破り、勢いに乗る遠藤大由&渡辺勇大ペア(日本ユニシス)が、元世界王者のモハマド・アッサン&ヘンドラ・セティアワン(インドネシア)と対戦。22-24、19-21といずれも接戦で惜敗し、準優勝となりましたが、大舞台でその実力を示しました。
桃田選手を始めとした日本人選手の活躍や、ギデオン&スカムルヨが昨年に続き8勝を挙げ、世界ランキング1位を独走し続けた2019年。年が明けると、いよいよ2020年シーズンの開幕です。ますます白熱する戦いにぜひご注目ください。
使用用具
桃田賢斗:ASTROX 99、AEROBITE、POWER CUSHION 65Z 2
永原和可那:ASTROX 88 S、AEROBITE、POWER CUSHION 66Z
松本麻佑:NANOFLARE 800、AEROBITE、POWER CUSHION COMFORT Z 2
遠藤大由:DUORA Z-STRIKE、AEROBITE