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伝統と革新が交錯する地――ウィンブルドン選手権がいよいよ開幕

今季3大会目の四大大会“ウィンブルドン選手権”が、6月30日に開幕します。ロンドン郊外の町で毎年開かれるこの大会は、148年の歴史を誇ることから“テニスの聖地”と呼ばれる選手たちの憧れの舞台。
着用シューズやシャツは純白のみという厳格なルールが定められていますが、その伝統に準ずるヨネックスの用具には、最新テクノロジーが詰め込まれています。それらを身にまとう選手たちを見てみましょう。
6月16日付けのATPランキングで、新たにトップ10デビューを果たした選手がいます。それが、チームヨネックスの成長株、ベン・シェルトン選手(アメリカ)。大学進学までパスポートすら持たなかったシェルトンが、初めて海外遠征を経験したのは2023年シーズン。それから僅か2年で、22歳の若者はトップ10入りを果たしました。球足の速い芝のコートは、193cmのビッグサーバーの武器が生かせる場所。初出場の2023年は2回戦、昨年はベスト16。そして今年は……? さらなる上位進出が期待されます。
そのシェルトンに、アメリカの先輩としてトップ10への道を示してきたのが、トミー・ポール選手とフランシス・ティアフォー選手の二人。28歳のポールは、昨年のウィンブルドンでベスト8へと躍進。ポールの繊細なタッチは、芝でこそ存分に生かされるでしょう。
ティアフォーの爆発的な攻撃力も、芝で一層威力を増すはず。公私ともに仲の良い“アメリカ三銃士”が、互いに刺激し合い、励まし合い、さらなる上を目指します。
女子では、チームヨネックスの面々が前哨戦で素晴らしい活躍を見せています。
昨年のウィンブルドンファイナリストのジャスミン・パオリーニ選手(イタリア)、昨年のUSオープンファイナリストのジェシカ・ペグラ選手(アメリカ)、そして20歳のリンダ・ノスコバ選手(チェコ)が、バード・ホムブルク大会(WTA500)で揃ってベスト4入り。自信を深めウインブルドンに臨むことでしょう。
その他にも、今年の全豪オープンチャンピオンのマディソン・キーズ選手(アメリカ)は注目の選手です。
番狂わせや新スター誕生も含め、奇跡的な何かが起きるのも芝のコートの魅力にして魔力。今年も美しい物語が、聖地で紡がれることでしょう。

ベン・シェルトン:EZONE 98、POLYTOUR STRIKE130、POLYTOUR PRO 125
トミー・ポール:VCORE 98
フランシス・ティアフォー:PERCEPT 97、POLYTOUR PRO 125
ジャスミン・パオリーニ : VCORE 100、 POLYTOUR PRO 120
ジェシカ・ペグラ:EZONE 98
リンダ・ノスコバ:EZONE 98、POLYTOUR STRIKE 125、ECLIPSION 5
マディソン・キーズ:EZONE 98 POLYTOUR REV 125