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トナミ運輸&再春館製薬所が2年ぶりの制覇 ヨネックスバドミントンチームは準優勝 S/Jリーグ トップ4トーナメント
国内最高峰のリーグ戦S/Jリーグ2024。その頂点を決定するトップ4トーナメントが2月21、22日に横浜BUNTAI(神奈川県)で開催されました。女子は、再春館製薬所が2年ぶり4回目の優勝。ヨネックスバドミントンチームは頂点には届かずも、栄えある準優勝を飾りました。男子はトナミ運輸が2年ぶり12回目の王者に輝きました。

リーグ戦のJブロックを4勝1敗の2位で通過したヨネックス。トップ4トーナメント決勝では、4回目の優勝(日本リーグを含む)を目指し、リーグ戦で1-2で敗れた再春館製薬所と再戦しました。

先勝したのは再春館製薬所。日本女子ダブルスの第一人者、志田千陽選手&松山奈未選手が、関野里真選手&須藤海妃選手を2ゲームとも21-11で抑え、チームによい流れを作りました。

社会人4年目の郡司莉子選手が、粘り強い髙橋明日香選手から第1ゲームを21-19で奪います。2ゲーム目は、土俵際に立たされた高橋選手が、17-12から20-18に盛り返された場面で踏みとどまり、勝負を3ゲームに持ち越しますが、奮闘はここまで。最終ゲームは、郡司選手が前半の競り合いを抜け、ウイニングポイントをつかみました。
今シーズンは若手中心の布陣で戦いに挑んだ再春館製薬所。2025年はさらに強くなり戻ってくることを誓いました。


前回3位のヨネックスは、21日の準決勝でディフェンディングチャンピオンのBIPROGYに2-1で勝利し、地力を見せました。第1ダブルスの櫻本絢子選手&保原彩夏選手は、世界ランキング5位の中西貴映選手&岩永鈴選手を相手に18−21、21−15、25−23の大熱戦の末勝利。

この激闘に気持ちを奮い立たせた髙橋選手は、BIPROGYの内定選手・砂川温香選手(柳井商工高)にファイナルゲームで勝って決勝進出ポイントをつかみました。来季、ヨネックスは、いっそうパワーアップして優勝を狙います。

男子はJブロック2位のトナミ運輸が2年ぶり12回目の優勝を遂げました。21日の準決勝でSブロック1位の日立情報通信エンジニアリングを退けると、22日の決勝は、2015年以来のリーグ優勝に燃えるBIPROGYと対戦。
互いに日本代表を擁するレベルの高い決戦は、まずBIPROGYの渡辺勇大選手&岡村洋輝選手が金子真大選手&大林拓真選手に勝利しますが、シングルスと第2ダブルスでトナミ運輸が逆転。

長身の秦野陸選手はルーキーの沖本優大選手に、保木卓朗選手&目崎駿太郎選手は、熊谷翔選手&西大輝選手にストレート勝ち。安村康介新監督のもと、チームは一つにまとまり歓喜の瞬間を迎えました。今季はメンバーのほとんどがS/Jリーグを経験し、来季はより充実した戦いを見せてくれそうです。
