Tennis
Matches
夢舞台でのヨネックス対決——勝者は予選上がりのシンデレラガール、ヤストレムスカ 全豪オープン2024
大会が開幕して以来、ヨネックスプレーヤーたちは連日、ロッドレーバーアリーナを、自分たちの夢の劇場に変えてきました。
そして女子の準々決勝では、リンダ・ノスコバ (チェコ) 対、ダヤナ・ヤストレムスカ(ウクライナ)のカードが実現。
一人は、19歳の世界50位。もう一人は、かつて“神童”と呼ばれた予選上がりの23歳。二人は共にヨネックスラケットを成功への鍵として、夢の扉を次々と開けてきたのです。
共にハードヒッターで、メルボルン・パークの速いサーフェスとの相性も良い二人。その実力拮抗の対決のなか、勝敗を左右する因子となったのは、“試合勘”だったでしょうか。二日前の4回戦を、対戦相手の早々の棄権で3ゲームしかこなさなかったノスコバは、「試合に入り込むのが難しかった」と言います。一方、予選から数えてこれが8試合目のヤストレムスカは、「疲れていた」と認めながらも、だからこそ「戦術は考えず、エネルギッシュにプレーすることだけを心掛けた」と言いました。
結果としては、そのエネルギッシュでアグレッシブなプレーこそが、勝利への鍵となります。試合を通じウイナーを19本決めたヤストレムスカが、6-3, 6-4で勝利。全豪オープン女子シングルスでは、1978年以来となる、“ベスト4に勝ち上がった予選突破者”となりました。
23日からは、男女の車いすテニス部門も開幕。グランドスラム13連続優勝中の絶対女王、ディーデ・デフロートは2回戦で、オランダの同胞、アニエク・バン・クルートにファーストセットを取られるも、第2セット以降は6-1,6-0で取り貫録のベスト4進出。昨年のローランギャロス優勝後に、17歳1か月で史上最年少の世界1位になった日本の小田凱人も、昨年の全米オープン初戦で敗れたステファノ・ウデに雪辱。初の全豪オープンタイトルに照準を合わせます。
ダヤナ・ヤストレムスカ:PERCEPT 100、POLYTOUR DRIVE 125(海外販売品)、POLYTOUR STRIKE 125、POWER CUSHION FUSIONREV 5、トーナメントウェア
リンダ・ノスコバ:EZONE 98、POLYTOUR STRIKE 125、POWER CUSHION ECLIPSION、トーナメントウェア
ディーダ・デフロート:VCORE 98、REXIS COMFORT 125
小田凱人:EZONE 100 L、POLYTOUR SPIN、POLYTOUR PRO 125