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シー・ユーチ、永原&松本が久々の優勝 インドオープン
2024年ワールドツアー第2戦、インドオープン(Super750)は、1月21日に決勝戦を迎え、チームヨネックスが4種目で頂点にたどり着きました。日本勢は、女子ダブルスの永原和可那&松本麻佑ペア(北都銀行)が優勝、男子シングルスの奈良岡功大選手(FWDグループ)が3位入賞を果たしました。
女子ダブルスの永原&松本ペアが2021年全英オープン選手権以来のワールドツアー優勝を飾りました。決勝の相手は、前週のマレーシアオープンで準優勝したジャン・シューシェン&ジェン・ユゥペア(中国)です。
永原&松本ペアは、1ゲーム目、8点オールまでの競り合いを抜けると、その後は、一度もリードを奪われることなく21-12で先制。2ゲーム目は、好調の相手を13本で突き放しました。
永原&松本ペア同様、久しぶりの優勝を果たしたのは、男子シングルスのシー・ユーチ(中国)です。ワールドツアーでの優勝は、2022年のオーストラリアオープン以来となります。
決勝戦では、準決勝で奈良岡選手を下し、同大会初の決勝進出となったリー・チェックユー(香港)にストレート勝ちしました。
両こぶしを握って勝利の味を噛みしめたシー・ユーチは、2017年8月に世界ランキング2位まで到達しましたが、まだ1位の座についたことがありません。ふたたび世界2位に復帰し、夢の1位を狙います。
日本の奈良岡選手は、準決勝で敗れましたが、16-20とマッチポイントをとられたあとも、19-20と最後まで食らいつき、会場を沸かせました。
混合ダブルスでは元世界1位のデチャポル・プアヴァラヌクロー&サプシリー・タエラッタナチャイペア(タイ)が、中国の若手ペアに2ゲームとも16本で勝利。23年3月のマレーシアマスターズ以来、久々のワールドツアー優勝だけに、感無量の表情を見せました。
完全アウェーのなか、プレッシャーをはねのけて王座についたのは、男子ダブルスの世界王者、ソ・スンジェ&カン・ミンヒョクペア(韓国)です。決勝戦で迎えたのは、地元のサッウィサイラジ・ランキレッディ&チラク・シェッティペア(インド)。1ゲーム目は奪われますが、左腕のソ・スンジェが効果的にパートナーの強打を引き出し、逆転に成功しました。
女子シングルスは、前週のマレーシアオープン準決勝と同じ顔合わせに。中国のチェン・ユーフェイは、今回も勝利をチャイニーズタイペイ選手に譲りましたが、準優勝に輝きました。
なお、本大会は、シャトルコックやコートマットの提供及びオフィシャルストリンガーを務めるなど、当社が用具から大会運営までを全面的にサポート。インドでは、バドミントン人気が高まっており、最終日、会場を埋めたファンは、ヨネックスのチアスティックを手にして、声援を送りました。
使用用具
シー・ユーチ:ASTROX 100 ZZ、BG80 POWER
チェン・ユーフェイ:ASTROX 77 PRO、EXBOLT 65、POWER CUSHION 65 Z SLIM
ソ・スンジェ : NANOFLARE 700、BG80、POWER CUSHION 65 Z
カン・ミンヒョク :ARCSABER 11 PRO、BG80、POWER CUSHION 65 Z
松本麻佑:NANOFLARE 800、AEROBITE、POWER CUSHION COMFORT Z
永原和可那:ASTROX 100 ZZ、 AEROBITE、POWER CUSHION 65 Z
ジャン・シューシェン:ASTROX 100 ZZ、BG66 ULTIMAX、POWER CUSHION 65 Z SLIM
ジェン・ユゥ:NANOFLARE 1000 Z、BG80、POWER CUSHION 65 Z SLIM
デチャポル・プアヴァラヌクロー:ARCSABER 7 PRO、AEROBITE BOOST、POWER CUSHION 65 Z
サプシリー・タエラッタナチャイ:ARCSABER 11 PRO、AEROBITE BOOST、POWER CUSHION INFINITY