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ワールドツアー初戦。ナノフレア800でリャン・ウェイケン&ワン・チャンペアが頂点へ マレーシアオープン

トップランカーが集まる2024年最初の大会になった『マレーシアオープン』(Super1000)。114日に決勝戦が行われ、チームヨネックスが4種目で栄冠を手にしました。

スリリングな展開で、会場を埋めるバドミントンファンを沸かせたのは、最終試合の男子ダブルスです。昨秋、世界ランキング1位に躍り出た中国のリャン・ウェイケン&ワン・チャンペアは、11月に発売したラケット「ナノフレア800プロ」を手に鋭いドライブを連射し、インドのサッウィサイラジ・ランキレッディ&チラク・シェッティペアに3ゲームで勝ちました。

リャン・ウェイケン&ワン・チャンペアはともにナノフレア800プロを愛用

混合ダブルスは、日本勢で唯一決勝へ進んだ渡辺勇大&東野有紗ペア(BIPROGY)が、今季初勝利をあげ、幸先のいいスタートを切りました。対戦相手は、3連敗中のキム・ワンホ&ジョン・ナユンペア(韓国)でしたが、1616から抜け出し、18本で1ゲームを奪取。2ゲームは15本で決着をつけました。

渡辺勇大(左)&東野有紗ペアは、一度も勝ったことがない相手にうれしい勝利

女子シングルスは、世界ランキング1位のアン・セヨン(韓国)が今季1勝目をあげました。チャイニーズタイペイ選手には、一方的に1ゲームを奪われる悪い流れでしたが、2ゲームを10本で奪い返すと、接戦になった3ゲームは21-18で勝利。相手の攻めを持ち前のフットワークでしのぎきりました。

試合後、アン・セヨンは、勝因について「暮れのワールドツアーファイナルズ準決勝で敗れたときの映像を何回も見たんです」と振り返っています。

アン・セヨンは、前回準優勝からステップアップ

中国決戦となった女子ダブルスは、19歳&20歳のタン・ニン&リョウ・シェンシュウペアに軍配があがりました。熊本マスターズの初代女王・ジャン・シューシェン&ジェン・ユゥペアを2ゲームとも18本で下して優勝杯を獲得。2024年、大きく成長しそうな雰囲気を漂わせています。

今年は中国3番手のタン・ニン(左)&リョウ・シェンシュウペアがどこまで成長するかに注目

男子シングルスは、熊本マスターズ決勝で敗れた世界ランキング6位のシー・ユーチ(中国)が、準決勝でビクター・アクセルセン(デンマーク)にリベンジを果たし、栄えある準優勝です。アクセルセンとは、3ゲームにもつれる迫力の打ち合いとなり、バドミントンファンを喜ばせていました。

ケガで一時、世界ランキングが44位まで落ちたシー・ユーチだが、すでに復調している 

なお、会場のヨネックスブースにはたくさんのお客様にお越しいただきました。ミニコート上での最新ウェアの紹介や、ラケットやシューズ展示もお楽しみいただきました。

使用用具

シー・ユーチ:ASTROX 100 ZZBG80 POWER

アン・セヨン: ASTROX 77 PRO BG80 POWER CUSHION AERUS Z WOMEN

リャン・ウェイケン : NANOFLARE 800 PRO EXBOLT 65 POWER CUSHION ECLIPSION Z

ワン・チャン : NANOFLARE 800 PRO BG80 POWER CUSHION COMFORT Z

タン・ニン : ASTROX 100 ZZ BG66 ULTIMAX POWER CUSHION 65 Z SLIM

リョウ・シェンシュウ: NANOFLARE 800 PRO EXBOLT 65 POWER CUSHION 65 Z SLIM

ジャン・シューシェン: ASTROX 100 ZZ BG66 ULTIMAX POWER CUSHION 65 Z SLIM

ジェン・ユゥ: NANOFLARE 1000 Z BG80 POWER CUSHION 65 Z SLIM

東野有紗: NANOFLARE700 EXBOLT 63 POWER CUSHION 65 Z