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志田選手&松山選手が準優勝 チームヨネックスは4種目で年間王者に BWFワールドツアーファイナルズ2024

2024年成績上位8人()のみが出場できるBWFワールドツアーファイナルズ2024が、中国・杭州市で開催されました。決勝戦が行われた1215日、4種目でチームヨネックスが栄冠を手にしました。日本勢は、女子ダブルスの志田千陽選手&松山奈未選手(再春館製薬所)が準優勝、女子シングルスの大堀彩選手(トナミ運輸)が3位入賞を果たしています。

2021年にも決勝の舞台に立った志田千陽選手&松山奈未選手(再春館製薬所)は、ベク・ハナ選手&イ・ソヒ選手(韓国)と対戦。第1ゲームを落としたあと、第2ゲームは大会最長の160回のラリーを続けるなど粘りましたが、惜しくも敗れました。それでも大舞台での準優勝に志田選手は「悔しさよりやりきったという気持ちのほうが大きい」と納得の表情を見せていました。

試合後、志田千陽選手(右)&松山奈未選手は「感謝がたくさん詰まった1年でした」と2024年を振り返った

さらに女子シングルスでは、2024年いっぱいで引退を表明していた大堀彩選手(トナミ運輸)が3位入賞。「22年間の競技人生はとても幸せな時間でした」という言葉でキャリアを締めくくりました。

大堀彩選手は、帰国後、「“最後だから”という気持ちが、こういう結果を生んでくれた」と思いを明かした

なお、女子シングルスは中国決戦になり、ワン・ジイー選手が年間女王となりました。ハン・ユエ選手には第1ゲームを奪われますが、2、3ゲームで逆転しました。

女子シングルスは中国対決。優勝はワン・ジイー選手(右)、準優勝はハン・ユエ選手

混合ダブルスは、ジェン・スーウェイ選手&ファン・ヤーチョン選手(中国)が、3回連続&4回目優勝の金字塔を打ち立てています。
決勝戦、チェン・タンジー選手&トー・イーウェイ選手(マレーシア)と1ゲームずつ分け合ったあと、第3ゲームは16オールと一進一退の攻防戦となりますが、ここから勝負所をよく知る中国ペアが、相手に1ポイントも与えませんでした。
今大会で代表引退を表明をしているジェン選手は、「コートで200%を出せた」と喜び、「僕たちにとって完璧な終わり方だった。試合を楽しんだよ」と感慨深い表情で語りました。

ここ6年間、ジェン・スーウェイ選手(左)&ファン・ヤーチョン選手は混合ダブルスの第一人者として君臨した

また2回目の優勝を成し遂げたのは、地元・中国のシー・ユーチ選手。ワールドツアーファイナルズが初開催となった2018年に初代王者に輝いた28歳にとって、6年ぶりの栄冠となりました。決勝戦では、今季好調のデンマーク選手にストレート勝ちしました。

世界ランキング1位のシー・ユーチ選手がASTROX 100 ZZ を手に2回目の優勝

なお、大会直前には、1年間の互いの健闘を称えあうパーティーが催され、日本選手たちも華やかにドレスアップして出席しています。

今大会に出場した日本の女子選手たち

大会会場では、ヨネックスブースも出店し、多くのお客様にご来場いただきました。

今大会で、2024年のワールドツアーは終幕し、来年は1月7日に開幕するマレーシアオープン(Super1000)から新シーズンが始まります。ヨネックスは来シーズンもトップ選手が全力を発揮できるよう、サポートしてまいります。

使用用具

シー・ユーチ:ASTROX 100 ZZBG80 POWER
ワン・ジイー:NANOFLARE 800AEROBITE POWER CUSHION 65 Z WIDE
ベク・ハナ:ASTROX 88 S AEROBITE POWER CUSHION AERUS Z WOMEN
イ・ソヒ:NANOFLARE 700 AEROBITE POWER CUSHION ECLIPSION Z WOMEN
志田千陽:NANOFLARE 800 PRONANOGY 95POWER CUSHION 65 Z SLIM 
松山奈未:NANOFLARE 700NANOGY 95POWER CUSHION 65 Z SLIM 
ジェン・スーウェイ : ARCSABER 11 PRO AEROBITE POWER CUSHION 65 Z
ファン・ヤーチョン : ASTROX 77 PRO EXBOLT 63 POWER CUSHION 65 Z SLIM

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